ボレイロ出身で、現在、市立船橋高校で活躍中の永藤歩君がU18日本代表に選出されました。クラブ出身選手の活躍は嬉しい限りです。
ボレイロの創生期に在籍していた永藤君は、チーム事情もあり3年生から5、6年生の大会に出場する機会がありました。当時から非凡な才能を見せていましたが、思い出に残るシーンを披露します。
写真は、この年から始まった5年生のゼビオリーグでの1シーンです。
永藤君は、初年度のゼビオリーグで3年生ながら得点王と大会MVPに選出されました。
これは秋の試合ですが、八街の泉台FCとボレイロは全勝同士でぶつかりました。
前半に相手のクロスが直接、ゴールインになり、残り10秒で0:1、最後のコーナーキックのシーンです。
会場にいた誰もが泉台FCの勝利を疑わなかったと思います。
私はその時に「最後まで諦めるな!」と怒鳴りましたが、本当は諦めていました。
3年生の永藤君が放った同点のヘッデイングシュートをカメラは捉えています。
両チームの5年生が周囲を囲んでいますが、この選手達は全員がトレセンメンバーでした。
泉台FCは同点後、素早く再開し、ボレイロ陣内に攻め込んで来ましたが、ボレイロがボールを奪い、
センターサークル付近にいた永藤君にパス、相手DF2名に挟まれながらドリブルで突破し、
ペナルテイエリア付近からシュート。
ボールは、左のポストに当たり、右のポストにも当たり、そしてネットを揺らしました。
そして、試合終了のホイッスル。2:1の奇跡の逆転勝利でした。
この時に指導者として心に刻んだのです。“最後まで諦めてはいけない!”
ボレイロの選手、コーチは心して読んで下さい。
『決して、決して最後まで諦めてはいけない!どんな時でも試合終了の笛が鳴るまで全力で走る!』
渡辺源藏